リノベーション」とは、建物自体を大規模に回収することを言います。「リフォーム」と混同されがちですが、「リフォーム」は、古くなった家の部分を新築時の状態に戻すことを言います。
間取りごと変えたり、デザイン自体を変えたりして生活の向上を目指すことが「リノベーション」ということになります。
なお、「リノベーション」は、デザインに限らず耐震や強度の補強についても含みます。外向きも内向きも、全て含めて「リノベーション」なのです。
「リノベーション」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
「デジタル大辞泉」において「リノベーション」とは、1つ目の意味が「刷新、改善」、2つ目の意味が「修理、修復」となっています。
(1)「デジタル大辞泉」より
建築物の改造について使うことが多く「リフォームに対し、増築・改築や建物の用途変更など、資産価値を高めるための大規模な改造」という補足解説がされています。
「大辞林 第三版」において「リノベーション」とは、1つ目の意味が「 刷新、改革」2つ目の意味が「修理、改造、修復」3つ目の意味が「既存建物を大規模に改装し、用途変更や機能の高度化を図り、建築物に新しい価値を加えること」となっています。
(2)「大辞林 第三版」より
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様で、3つ目の意味は事実上補足説明を成しています。
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「リノベーション」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建築物の修理、改造。耐震性や省エネ性などの機能を高める、事務所用ビルを居住用マンションに変更するなど、既存の建物を大規模改装し新しい価値を加えることをいう。用途変更や時代の変化に合わせた機能向上を伴う点でリフォームと区別することが多い。」
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
(1)(2)と合わせてみると、言い方こそ異なれど家全体に刷新を施すという意味であることが明確にわかってきます。